かゆい所に手が届く、そんなアプリを開発したい!
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小沼 文乃(Ayano Onuma)
アクセス事業本部
趣味:ドライブ・写真撮影
特技:ペーパークラフト
資格:基本情報技術者
最近はまっていること:モーショングラフィックス
今、どのような仕事をしていますか?
入社した年から現在まで、アクセス系通信設備の計画系システムのアプリケーション開発に携わってきました。11年目になります。
今は、お客様の計画業務の効率化を目的とした、既存アプリケーションへの機能追加等を行っています。
「計画業務の効率化」のための機能追加というと?
具体的には、設備計画のシミュレーションを行う際に必要となる情報(光ケーブルや管路の使用状況など)を容易に把握(参照)できるよう、アプリケーションの一覧表や地図の表示内容を充実化したり、別アプリケーションの機能を即座に呼び出せるような機能を追加したりしています。
実際に行う作業は?
打ち合わせ等でお客様から伺った要望をもとに、アプリケーションの画面構成や出力仕様の詳細設計を行い、その後、プログラミングと試験を行う、というのが一通りの流れです。同じ開発に携わっているメンバーと、状況に応じて作業を分担しながら進めています。
開発で心掛けていることは何ですか?
大規模な改造でなくても、常にユーザ目線に立ち、操作がしやすく、情報が見やすいといった、かゆい所に手が届くようなものづくりをするよう心掛けています。
ユーザ目線に立つには?
開発したアプリケーションの操作説明会・意見交換会に参加する機会があり、ユーザの方々が実際にアプリケーションを操作されるのを見せて頂いたり、直接要望をお聞きできたことは、今後開発するための貴重な経験となりました。
今までに苦労したことは?
アプリケーションの機能仕様を検討していた時に、問題点に対してよい解決策が見つからず、四苦八苦していたことがありました。その時は問題が起こっている部分のみを見て悩んでいたのですが、ふと一歩引いてアプリケーションの全体を見たとき、違う部分で簡易な解決方法を見出したことがありました。
そして、ユーザにとって最善の方法は何かを第一に考えること、問題を解決するときは視野を狭めずに様々な角度から検討すること、その上で説得力のある提案を行い、お客様にご納得頂けることが重要ということを痛感しました。今携わっている開発業務や、お問い合わせ対応をさせて頂く時も、そういうことを常に意識するようにしています。
逆に、うれしかったことは?
アプリケーションの作成・改造を行って、ユーザの方々から「便利になった」「作業時間が短くなった」などのお言葉を頂いたことです。
ところで、技術力はどうやって身につけてきたのですか?
入社してから半年間は、社内研修でプログラミング(Java、SQL)や技術文書の書き方など開発業務に必要となる基礎知識を学びました。主に、諸先輩から実業務に基づいたサンプル課題を頂いて、簡易なアプリケーション作成やデータベース操作等の演習に取り組みました。その中で、プログラムの改善点や、バグ・仕様変更による修正の手戻りを少なくする方法、よりパフォーマンスを向上させる方法など、たくさんご指導頂きました。
現在の部署に配属後は、開発グループの方々にご指導頂きながら、アプリケーション開発業務や、必要となる通信設備等の知識をOJTで学んでいきました。今携わっているシステムは10年以上続いており、多種多様なアプリケーションがあります。そのため、覚えることが多く大変でしたが、それらをお手本として学んでいけたことは、技術力を身につける上でとても良かったと思っています。
今後、どのような仕事をしていきたいですか?
お客様の業務の流れをより深く理解し、有用なアプリケーションの開発ができるよう、さらに技術力を鍛えたいと思っています。また、様々な言語やシステムにも関わってみたいです。